2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
多くの中小企業は同族会社です。 「同族」といっても、必ずしもずっと仲がいいわけではありません。特に相続などが発生して代が変わると、ほとんど付き合いのない者が株主となることもありえます。また、兄弟で株を持っていたとしても、何かのきっかけで仲が…
近時M&Aが活発になっていますが、インターネット事業を譲り受ける場合には、特に競業避止義務に注意が必要です。 この点が問題になったのが、知財高裁H29.6.15です。 これは、インターネット事業を譲りうけたX社が、譲渡したYに対して、競業避止義務違反ある…
近時、会社内で複数の事業を行うのではなく、グループ企業を形成して、事業ごとに会社を分けることも多く行われている。これはM&Aが多くなり、事業を取得したり売却することが多くなっていることも影響しているものと思われます。 ところで、例えばXが同一グ…
会社の業況が悪化していてたとしても、なんとか事業を継続しようとしてやや無理をして取引を継続することは、一般的にみられるところです。 一方で、取締役は、その職務により第三者に損害を与えた場合。悪意・重過失がある場合、損害賠償責任を負います(会…
債務超過子会社を整理する場合、特別清算を利用することは、よく行われています。 これは、任意整理だと、税務上、親会社の債権放棄を損金算入することが難しいことに起因します。 では、特別清算をしておけば、常に親会社は債権放棄額を税務上損金算入でき…
債務者(貸付先や、売掛先)が破産しました。 連帯保証人がいれば、大丈夫でしょうか? 連帯保証人に資力があれば、そのような考え方で基本的に大丈夫です。 ただ、時効には注意が必要です。 主債務者に民事再生が開始され、再生計画案が認可決定確定した場…